仏エネルギー大手のトタルは10日、米国の天然ガス販売会社クリーン・エナジー・フューエルズに8,340万ドルを出資することで合意したと発表した。これによって同社の株式25%を握り、筆頭株主となる。
クリーン・エナジーは米国で天然ガススタンドを運営し、車両に燃料の天然ガスを供給する企業。世界有数の天然ガス生産事業者であるトタルは、出資と同時に業務提携し、クリーン・エナジーが計画している大型天然ガストラックのリース事業を支援することでも合意した。
クリーン・エナジーは車両用天然ガスの販売を促進するため、数千台の大型天然ガストラックをリースする事業を立ち上げる計画。トタルはクリーン・エナジーに1億ドルの信用保証を提供する形で同事業を支援する。