欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/7/7

東欧・ロシア・その他

ロシア、「冬時間」を通年で採用

この記事の要約

ロシア下院は1日、今秋から年間を通して冬時間を採用する法案を可決した。これにより、モスクワの協定世界時(UTC)との差は現行の4時間から3時間に短縮する。 ロシアは2011年、メドベージェフ大統領(当時)の提唱で、夏時間 […]

ロシア下院は1日、今秋から年間を通して冬時間を採用する法案を可決した。これにより、モスクワの協定世界時(UTC)との差は現行の4時間から3時間に短縮する。

ロシアは2011年、メドベージェフ大統領(当時)の提唱で、夏時間と冬時間の切り替えを廃止し、夏時間を通年で適用することを決めた。同時に、11に分かれていた時間帯(タイムゾーン)を9に減らした。

しかし、冬の夜明けが遅いことなどから国民から不満の声が上がったほか、プーチン大統領も「調子が出るまでに時間がかかる」と批判していた。

今回の法案可決で、ロシアは10月26日に時計を遅らせて冬時間に戻り、通年、冬時間を採用する。また、時間帯の数も再び11に増やす。