仏ルノーのルーマニア子会社ダチアが14日発表した2017年12月通期決算の純利益は5億5,000万レウ(1億1,900万ユーロ)となり、前期から9%増加した。売上高は11.5%増の231億レウ(約50億8,200万ユーロ)に拡大した。
ダチアは売上高の92.6%を国外市場が占める。同社のリビウ・ボッサル経営財務部長は「ダチアでは輸出が最優先事項だが、国内市場も重要であることは言うまでもない」と述べ、国内市場を開拓する姿勢を見せた
ルノーは1999年、経営難に陥っていたダチア(当時は国営企業)を買収した。2000年から17年までの同社への投資残高は約23億ユーロに上る。
ダチアは南東欧の大手企業100社のうち、2014年、15年、16年と続けて総利益で首位となった。