伊ゼネラリ、独生保子会社を売却

イタリアの保険最大手ゼネラリは5日、ドイツの生命保険子会社ゼネラリ・レーベンを売却すると発表した。大きな資本が必要となる生保事業を縮小する戦略に沿ったもので、株式89.9%を英投資会社シンベンと独ハノーバー再保険の合弁会社に約10億ユーロで売却する。

ゼネラリは伝統的な生保事業について、契約者に運用利回りを保証するため多額の資本が必要となり、しかも低金利環境下で運用が厳しい状況にあることから縮小を進めている。その一環としてゼネラリ・レーベンの売却を決め、昨年から買い手を探していた。

ゼネラリは同戦略に基づく事業売却で、これまでに10億ユーロ以上を調達していた。同資金でユニットリンク型商品など低資本で運営できる部門を強化する方針だ。

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