欧州航空大手の仏エールフランスと英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は23日、イラン便の運航を休止すると発表した。米国の対イラン経済制裁の再開で企業のイラン撤退が相次ぎ、採算が合わないと判断したためで、欧州の航空会社ではオランダのKLMに次ぐイラン市場撤退となる。
エールフランスは傘下の格安航空会社を通じて、パリとテヘランを結ぶ直行便を運航している。米のイラン制裁再開を受けて、今月初めに週3便から1便に減便したが、9月18日に運航を打ち切る。BAはロンドン発テヘラン行きを9月22日、テヘラン発ロンドン行きは同23日を最後に休止する。