タリン市公共交通機関、天然ガス車両を導入

エストニアの首都タリンの公共交通機関タリンナ・リンナトランスポルディAS(TLT)はこのほど、2019年に天然ガスを燃料とするガスエンジン搭載バス100台を調達することを決定した。費用は2,500万ユーロ。TLTは天然ガス車両を導入することで燃料費と排ガス量の削減につなげる方針だ。

TLTは100台を2019年に購入し、5年間かけてさらに200台の天然ガス車両を導入する。これにより同社の保有台数に対する天然ガス車両の割合は2023年に60%に達するほか、燃料費を140万ユーロ、メンテンナンス費用を60万ユーロ節約できるとしている。それと並行し、欧州連合(EU)の排出ガス基準を満たさないディーゼルバスをすべて置き換える。

TLTはタリン市内のバス、路面電車及びトロリーバスを運行しており、同市の公共交通の90%を担っている。年間利用客数は延べ1億4,200万人。