次世代電池開発ノースヴォルト、ポーランドに工場建設

次世代電池の開発・製造を手がけるスウェーデンのノースヴォルトは22日、ポーランド北部のグダンスクに電池モジュール工場を建設すると発表した。蓄電池の需要が様々な分野で急速に高まっており、これに対応できる体制を整備する。

グダンスクの工場計画は、電気自動車(EV)大手の米テスラを顧客とする電池モジュールメーカー、米サウスベイ・ソリューションとの提携プロジェクトで、来年の生産開始を予定する。当面の年産量は1万個で、その後徐々に引き上げる予定。工場には電池モジュールと蓄電ソリューションの開発センターも併設する。

ノースヴォルトは2016年、テスラの元役員2人によりストックホルムに設立された。世界で最もクリーンな次世代リチウムイオン電池の開発・製造を目標に掲げる。今年4月、ストックホルム近郊のヴェステルオースで研究開発センターを着工し、国内北部のシェレフテオでは欧州最大規模の電池セル工場の建設計画も進めている。新工場は年産能力32ギガワット時を目指し、20年末までに量産を開始する予定だ。

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