チェコ西部エイポビチェに新たに建設された鉄道トンネルで、先ごろ列車の試験走行が実施された。国営ラジオプラハによると、同トンネルは首都プラハと西部のチェフを結ぶ路線区間の改修プロジェクトの一部として建設されたもので、鉄道トンネルとしては同国最長となる。この冬からの全面開通が予定されている。
同区間の改修は同国の鉄道施設管理公団(SZDC)が68億コルナ(2億6,140万ユーロ)を投じて実施してきたもの。現時点の最高速度は時速160キロメートルで、ピルゼンとロキチャニ間の所要時間は従来の20分から11分に短縮されている。将来的には時速200キロメートルでの走行が想定されている。
SZDCのスボボダ総裁によると、今回の改修事業は欧州の高速鉄道網と接続することを念頭に置いている。