欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/7/21

東欧・ロシア・その他

スロベニア議会選、新党が大勝

この記事の要約

スロベニアで13日、議会選挙(定数90)が前倒しで実施され、初めて政界入りしたミロ・ツェラル氏(50)が率いる中道左派の新党「ミロ・ツェラル党(SMC)」が大差で勝利した。汚職まみれの政治に失望した有権者が、ツェラル氏の […]

スロベニアで13日、議会選挙(定数90)が前倒しで実施され、初めて政界入りしたミロ・ツェラル氏(50)が率いる中道左派の新党「ミロ・ツェラル党(SMC)」が大差で勝利した。汚職まみれの政治に失望した有権者が、ツェラル氏の「モラル回復」の訴えに呼応したもようだ。SMCは民主党(SDS)を除く全ての政党と連立する用意があるとしており、早期に各党との協議に入る。組閣は早くとも9月中旬となる見通し。

SMCは36議席を確保した。2位の民主党(SDS)は21議席、3位の年金生活者民主党は10議席だった。

ツェラル氏は、オリンピック乗馬選手の父と地方検事の母を持つ著名な憲法学者。6月にSMCを結成し、汚職対策と民営化計画の見直しを公約に掲げて選挙を戦った。年内発表を目標に民営化計画を練り直す意向だ。