欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/7/21

東欧・ロシア・その他

プラハ、低排出ゾーン設置へ

この記事の要約

チェコの首都プラハで、市中心部への乗用車の乗り入れを制限もしくは禁止する低排出ゾーン(LEZ)の設置に向けた手続きが進んでいる。プラハ市議会の代表は先ごろ、環境省との間でLEZの設置に関する合意書を交わした。チェコでこの […]

チェコの首都プラハで、市中心部への乗用車の乗り入れを制限もしくは禁止する低排出ゾーン(LEZ)の設置に向けた手続きが進んでいる。プラハ市議会の代表は先ごろ、環境省との間でLEZの設置に関する合意書を交わした。チェコでこのような区域が設置されるのは初めて。

LEZでは、大気汚染物質の排出量が基準を超える古い年式の車両の走行が禁止される。市議会で交通・環境政策担当責任者を務めるノウザ議員によると、規制の対象となるのは市内の登録車両93万台のうち3万~4万台になる見通しで、排気ガスは2~5%、粒子状物質は10%それぞれ減少することが期待できるという。

LEZは市議会の承認を経て、2016年1月から導入される見通し。ラジオ・プラハによると、環境省ではプラハ以外の都市でもLEZの設置を促したい考えで、補助金の交付も検討している。