11月のユーロ圏失業率は7.9%、08年10月以来の低水準に

EU統計局ユーロスタットが9日発表した2018年11月のユーロ圏の失業率は7.9%となり、前月から0.1ポイント低下した。これは08年10月以来の低水準。景気の緩やかな回復に支えられ、10年ぶりに8%を割り込んだ。(表参照)

10月の失業率は速報値で8.1%となっていたが、8%に下方修正された。EU28カ国ベースの11月の失業率は前月から横ばいの6.7%。主要国はドイツが3.3%、フランスが8.9%、イタリアが10.5%、スペインが14.7%となっている。ドイツとフランスは横ばい、イタリアとスペインは0.1ポイント改善した。

ギリシャは9月時点で18.6%と、依然として域内最悪の水準となっているが、前月から0.3ポイント低下した。

11月の失業者数は、ユーロ圏が前月を9万人下回る1,304万人、EUが同10万7,000人減の1,649万1,000人と推定されている。

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