ゴディバ、日本事業などを売却

高級チョコレート大手のゴディバ(ベルギー)は20日、日本などアジア太平洋事業の一部をアジア系投資ファンドのMBKパートナーズに売却することで合意したと発表した。売却額は公表していないが、ロイター通信は10~15億米ドル程度と報じている。

売却するのは日本、韓国、豪州、ニュージーランドの小売り、流通事業。これらの地域に製品を供給するベルギーの工場も対象となる。2019年半ばの売却手続き完了を見込む。

ゴディバはトルコ食品大手ユルドゥズ・ホールディングの子会社。ユルドゥズは2007年にゴディバを8億5,000万米ドルで買収した。同社はカフェ事業強化に必要な資金を確保するため、今回の事業売却を決めた。

ゴディバは世界の全市場でブランド所有権を引き続き保有するが、売却対象地域ではMBKパートナーズに永久的ライセンスを付与する。

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