フォード・クラヨバ工場、今年後半に新型「ピューマ」生産開始

米自動車大手フォードは3日、ルーマニア南部クラヨバにある工場が今年後半に新モデル「ピューマ」の生産を開始すると発表した。新生産体制の整備に向けた投資額は約2億ユーロ。約1,500人を新規雇用する。

「ピューマ」は1997~2002年までスポーティクーペとして生産されていたが、今回、SUV(スポーツ型多目的車)の特徴を持つコンパクト・クロスオーバー車として新生した。パワートレインとして、定格電圧を48ボルトに高圧化することでエンジンを補助するマイルドハイブリッド(MHV)技術を採用している。年末に販売開始する計画だ。

フォードはクラヨバ工場で現在、小型SUV「エコスポーツ」および排気量1.0リットルの低燃費エンジン「エコブースト」を生産している。2008年に現地自動車メーカー、オートモバイル・クラヨバを買収して以降の同工場への投資額は約15億ユーロに上る。

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