ラファージュホルシム、フィリピン事業を売却

セメント世界大手のラファージュホルシム(スイス)は9日、フィリピン事業を同国の複合企業サンミゲル・コーポレーションに売却することで合意したと発表した。現地法人ホルシム・フィリピンの株式85.7%をサンミゲルのセメント子会社に譲渡する。

取引はホルシム・フィリピンの企業価値を21億5,000万ドルと評価した形で行われる。2018年10~12月期の取引完了を見込む。

ラファージュホルシムはスイスのホルシムと仏ラファージュが合併して4年前に誕生した企業。債務削減のため、非主要市場の事業の売却を進めている。東南アジアではインドネシア事業を同国の国営セメント会社セメン・インドネシアに売却した。

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