BMWが2ケタ減益、開発・設備投資響く

高級車大手の独BMWが1日発表した2019年4~6月期(第2四半期)期決算の純利益は14億8,000万ユーロとなり、前年同期から28.7%減少した。売上高は新モデル投入効果で2.9%増に257億1,500万ユーロに拡大したが、競争力の維持・強化に向けた投資がかさみ、収益を圧迫した。

自動車各社は車両の電動・自動・IoT化に向けて巨額の投資を行っている。これを受けてBMWの第2四半期の研究開発投資は6%増の14億ユーロに拡大した。また、内燃機関車と電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HV)を1本の生産ラインで同時に製造する混流生産の実施に向けて工場投資を3割増の12億ユーロに引き上げた。このほか為替差損と原料費の上昇も足かせとなったことから、利益が大きく落ち込んだ。

上部へスクロール