Iberdrola:イベルドローラ、英風力発電事業の権益売却

スペインのエネルギー大手イベルドローラは12日、英国で進める洋上風力発電施設開発プロジェクト「イースト・アングリア・ワン」の権益40%を豪投資銀行マッコーリー・グループ系の投資会社グリーン・インベストメント・グループに売却することで合意したと発表した。取引額は16億3,000万ポンド(約2,068億円)に上る。

英東部サフォーク州沖で建設されているイースト・アングリア・ワンは、世界有数の洋上風力発電施設。出力は714メガワット(MW)で、60万世帯の電力需要を賄う能力を持つ。2020年に稼働の予定だ。

イベルドローラは2018年に発表した資産再編計画の一環として、同プロジェクトの権益40%を売却することを決めた。調達した資金で他の風力発電関連プロジェクトを進める計画だ。

グリーン・インベストメント・グループは、環境問題の解決に貢献する事業への投資に特化した企業。英国のグリーン・インベストメント・バンクが前身で、2017年にマッコーリーに買収された。

上部へスクロール