ドイツの産業ロボット・溶接機械メーカー、カール・クロース・シュヴァイステヒニクはこのほど、中国の自動化機器メーカー南京埃斯頓自動化(Estun
Automation)が同社を買収すると発表した。南京埃斯頓自動化の傘下に入ることで事業の拡大と安定成長を図る。取引金額は明らかにしていない。
クロースは1919年設立の老舗メーカーで、従業員数は約750人。建機や鉄道車両、自動車業界向けに溶接機械とロボットを生産している。ロボット製造業界は技術革新のスピードアップや投資額の拡大、デジタル化という課題に直面していることから、規模の効果と自社製品の拡販に向けた市場浸透活動が重要になっていると判断。今回の身売りに踏み切った。
クロースは今後も現経営陣が指揮を執り、本社も独中西部のハイガーにとどまる。