たばこ大手の英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)は3日、日本で加熱式たばこ「グロー」の新製品を投入すると発表した。加熱式たばこ市場が急拡大する日本でのシェアを拡大し、首位を走る米フィリップ・モリス・インターナショナルを追撃するのが狙い。10月3日に2製品を発売する。
新発売するのは「グロー・プロ」「グロー・ナノ」の2商品。グロー・プロは新たな加熱技術を活用し、加熱の温度と時間を変えること吸い応えを強化した商品だ。グロー・ナノは従来のグロー製品よりサイズを小型化した。価格はグロー・プロが4,980円、グロー・ナノが3,980円。
日本の加熱式たばこ市場では、フィリップ・モリスの「アイコス」が圧倒的なトップで、7割のシェアを持つとされる。シェアが2割程度と大きく引き離されているBATは、新商品投入で差を縮めたい考えで、8月に低温加熱式で、香りがついた蒸気を吸うタイプの新商品「グロー・センス」を投入したばかりだ。