独エネルギー大手のEnBWは16日、ベルリン近郊のベルノイヒェンにメガソーラーを建設すると発表した。面積は164ヘクタールで、同国最大の規模。再生可能エネルギー向けの助成金を受けずに運営する方針で、ハンスヨーゼフ・ツィンマー取締役(技術担当)は「このように大規模なソーラーパークであれば助成金なしでも経済的に運営できると確信している」と強調した。
「ヴェーソヴ・ヴィルマースドルフ」と命名された同メガソーラーは太陽光発電モジュール46万5,000個で構成される。発電容量は180メガワット(MW)強で、計算上は約5万世帯の需要に相当する規模だ。建設費用は千万ユーロのケタ台の後半。投資総額は明らかにしていない。
同社が助成金を受けないのは、ソーラー発電の費用がこの10年間で80%以上、低下したためだ。巨大なパークであるため、規模の効果も引き出せるという読みもある。