自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは11月27日、中国の広州に研究開発(R&D)拠点を建設すると発表した。ZFの中国でのR&D拠点は3カ所目。アジア太平洋地域での研究開発力を強化する狙いがある。
約9,000万ユーロを投じて新R&D拠点を設置する。2023年に開所し、自動運転技術や電動車の研究開発に取り組む。開発した技術やシステムソリューションを他の市場に投入することも視野に入れている。
同社の中国R&D拠点は現在2カ所で、ともに上海にある。両拠点ではそれぞれアクティブ・パッシブ安全技術、パワートレイン・車台の開発を行っている。広州のR&D拠点内には上海の両R&D拠点のサテライトを設置し、中国南部の顧客ニーズにきめ細かく対応できるようにする。