仏トタル、丸紅とカタールの太陽光発電事業に参加

仏石油大手トタルと丸紅は20日、カタールの太陽光発電プロジェクトに参加すると発表した。総事業費は17億リヤル(約500億円)。トタルの太陽光発電部門であるトタル・ソーラー・インターナショナルが49%、丸紅が51%を出資するコンソーシアム(企業連合)がカタール企業と設立する特別目的会社を通じて、カタール初の大規模な太陽光発電プラントを建設し、運営する。

同プロジェクトではカタール西部のアル・カルサに出力80キロワットの太陽光発電プラントを建設する。2021年1~3月期に35キロワット分の運転を開始。22年4月にフル稼働する。

特別目的会社にはトタルと丸紅のコンソーシアムが40%、カタール石油公社とカタール発電増水会社の合弁会社シラジ・エナジーが60%を出資する。トタル、丸紅の出資比率はそれぞれ19.6%、20.4%。

特別目的会社は同プラントで発電された電力をカタール電力水公社に供給する。契約期間は25年。

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