EUのワイン消費、新型コロナの影響で減少

欧州委員会は20日、EU域内でのワイン消費量が今シーズン(19年8月~20年7月)に減るとの見通しを示した。新型コロナウイルスの感染拡大で飲食店での消費が急減していることが背景にある。

欧州委によると、EU27カ国での同期のワイン消費量は過去5年間の平均と比べて8%減の1億800万ヘクトリットルに落ち込む見込み。人口1人当たりの消費量は24リットルとなる。

ワイン消費の70%を占める家庭での消費は、新型コロナ対策として導入されている外出制限の影響で「家飲み派」が増えたことで、小幅ながら増加する見通しだ。それでも、バーやレストランが閉鎖されている影響は大きく、消費は高級ワインを中心に減っているという。

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