米アルミニウム大手アルコアは8月25日、伊サルデーニャ島のポルトベスメにある精錬所を閉鎖すると発表した。アルミが世界的な供給過剰で値下がりする中、操業コストがかさむ同拠点の運営は難しいと判断した。
アルコアは7月に豪州のポイント・ヘンリー精錬所を閉鎖するなど、2年前から生産調整を進めている。ポルトベスメ精錬所は同社の生産拠点の中で最もコストが高い施設のひとつで、2012年11月から操業を停止してきたが、最終的に閉鎖を決めた。同社は7~9月期に1億7,000万~1億8,000万ドルの合理化費用を計上する。