トルコ、人工呼吸器1千台超を輸出

トルコのムスタファ・ヴァランク産業技術相は5月27日、新型コロナウイルス感染症の治療に用いる人工呼吸器をこれまでに1,000台以上輸出したと発表した。同相は先進国で基本的な医療機器生産が追い付いていない現状を指摘し、「先進国と発展途上国の差は無くなった」と発言。現在、トルコが同感染症の検査キットおよび検査システムを開発生産する「革新的な」プロジェクトに取り組んでいることを明らかにしたうえで、世界の医療分野で同国の名を高めることになるだろうと述べた。

トルコは4月に人工呼吸器の生産に着手した。テクノロジー企業のBIOSYSが設計、家電大手アルチェリクと軍用電子機器大手アセルサンが製造を担当し、最初の2週間で100台を出荷したという。生産台数は5月末までに5,000台に達する見通しだ。

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