欧州航空大手のエールフランスKLMは4日、取締役会が2020年までの経営改善計画を承認したと発表した。格安航空会社(LCC)の攻勢に対抗し、LCC部門トランスアビアを強化するほか、不振の貨物便事業を縮小する。
計画の詳細は11日に発表される。仏有力紙レゼコーによると、LCC強化に関しては、トランスアビアが新たにポルトガルのリスボン、ポルト、独ミュンヘンに拠点を設ける。7月にLCC部門拡充を打ち出したライバルの独ルフトハンザに追随する形となる。
赤字が続く貨物部門については、保有する貨物専用機を2016年末までに14機から5機に削減し、事業を縮小する。