カザフスタン国営エネルギー企業カズムナイガス(KMG)のルーマニア石油化学子会社ロムペトロル・ラフィナーレは25日、新型コロナ感染予防に有効な医療用マスクの新材料を開発したと発表した。すでに品質・安全試験を終え、近く生産を開始する見通しだ。
今回開発された新材料は、病原体を捕集するフィルター層に用いられる特殊ポリプロピレン「RMB30H」。医療用マスク以外の使い捨て医療品や工業用フィルター向けでも需要を見込む。今後、家具メーカーのタパロ及び医療品メーカーのグローバル・トリートと共同でさらなる試験を実施していくという。
ロムペトロム・ラフィナーレはルーマニア唯一のポリマーメーカーで、石油化学製品の国内需要の約半分を供給する。