欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/9/8

東欧・ロシア・その他

イスラエル企業、ポーランド風力発電市場に進出

この記事の要約

イスラエルの再生可能エネルギー開発大手エンライトはこのほど、ポーランドの風力発電市場に参入するため中国の投資会社CEEエクイティ・パートナーズと合弁会社を設立した。出資率はエンライトが50.1%、CEEが49.9%。合弁 […]

イスラエルの再生可能エネルギー開発大手エンライトはこのほど、ポーランドの風力発電市場に参入するため中国の投資会社CEEエクイティ・パートナーズと合弁会社を設立した。出資率はエンライトが50.1%、CEEが49.9%。合弁会社を通して2つの風力発電パークを13億ズロチ(約3億1,000万ユーロ)で買収する計画だ。

投資プロジェクトのひとつは同国中央部のウッジ近郊ヴルブレフの風力発電パーク(発電能力は36メガワット)で、発電能力は36メガワット。買収価格は2億ズロチ。11月に完成する予定だ。第2のプロジェクトは交渉中であるため詳細を明らかにしていないが、約214メガワットの大規模発電所となるもようだ。第1フェーズとして2015年中に発電能力110メガワットの設置が完了する見込みという。

CEEは中国輸出入銀行が中東欧の公的金融機関の協力を得て設立した投資会社。7月にポーランドのプライベートエクイティファンド最大手PEPの出資シェア16%を2億4,000万ズロチで買収することで合意した。