ユーロ圏生産者物価、7月は3.3%下落

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の7月の生産者物価(建設業を除く)は前年同月比で3.3%の下落となった。下落は12カ月連続。ただ、新型コロナウイルス感染拡大の影響は緩和されつつあり、下げ幅は5月の5.0%、6月の3.7%から縮小した。(表参照)

分野別ではエネルギーが11.6%、中間財が2.0%のマイナス。資本財は0.9%、耐久消費財は1.6%、非耐久消費財は0.4%の幅で上昇した。

EU27カ国ベースの生産者物価は3.0%の下落。主要国ではイタリアが5.4%、スペインが4.8%、フランスが2.6%、ドイツが1.5%のマイナスだった。

前月比ではユーロ圏が0.6%、EUが0.4%の上昇で、2カ月連続のプラスとなった。

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