8月のEU新車販売18.9%減、コロナ禍で低迷続く

欧州自動車工業会(ACEA)が17日に発表したEU(マルタを除く26カ国)の8月の新車販売(登録)台数は76万9,525台となり、前年同月から18.9%減少した。減少は8カ月連続。下げ幅は過去最大だった4月の76%から大きく縮小したものの、新型コロナの影響で低迷が続いている。(表参照)

同時に発表された7月の販売台数は前年同月比5.7%減の107万2,960台。1~8月の累計は前年同期比32%減の612万3,852台となった。

8月の販売が伸びたのはキプロスだけ。主要市場の下げ幅はドイツが20%、フランスが19.8%、イタリアが0.4%、スペインが10.1%だった。

欧米の主要メーカーはBMWが6.8%増となったが、その他は軒並み減少。特にルノーが24.7%減、最大手のフォルクスワーゲン(VW)が24.3%減と不振が目立つ。

日本勢はトヨタが4%、日産が18.8%、マツダが28.3%、三菱が35.8%、ホンダが16.9%の幅で落ち込んだ。

EU26カ国に英国、アイスランド、ノルウェー、スイスを加えた欧州30カ国ベースの8月の販売台数は17.6%減の88万4,394台。英国は5.8%減だった。

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