ユーロ圏生産者物価、8月は2.5%下落

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の8月の生産者物価(建設業を除く)は前年同月比で2.5%の下落となった。下落は13カ月連続。ただ、新型コロナウイルス感染拡大の影響は緩和されつつあり、下げ幅は7月の3.1%から縮小した。(表参照)

分野別ではエネルギーが8.7%、中間財が1.9%のマイナス。資本財は0.8%、耐久消費財は1.5%、非耐久消費財は0.3%の幅で上昇した。

EU27カ国ベースの生産者物価は2.3%の下落。主要国ではイタリアが4.0%、スペインが3.5%、フランスが2.5%、ドイツが1.1%のマイナスだった。

前月比ではユーロ圏が0.1%、EUが0.2%の幅で上昇し、3カ月連続のプラスとなった。

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