BMW、レーゲンスブルクでも電池製造

高級乗用車大手の独BMWは21日、ドイツ南東部のレーゲンスブルク工場で車載電池を生産すると発表した。電動車の販売を今後、大幅に増やしていくことから、必要な電池を供給できる体制を構築する。同工場はディンゴルフィング、ライプチヒに続く独3カ所目の電池製造拠点となる。

レーゲンスブルク工場ではまず、電池セルに絶縁性を持たせるためのコーティングを2021年に開始。22年からは電池モジュールや制御装置、冷却装置をアルミケースに入れ電池パックを製造する計画だ。総額1億5,000万ユーロ以上を投資する。24年までに最低でも300人の新規雇用を創出する見通し。

同社は欧州販売に占める電動車の割合を高めていく計画。同割合を21年に25%、25年に33%、30年に50%とする目標を掲げている。

BMWは欧州以外では米スパータンバーグ、中国の瀋陽、タイで電池を製造している。

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