ポーランドのバス製造大手ソラリスは12日、イタリアのミラノ市営交通会社アツィエンダ・トランスポルティ・ミラネージ(ATM)と電気バス100台の納入契約を交わしたと発表した。2019年7月にATMと交わした電気バス250台の枠組み契約(契約額1億9,200万ユーロ)の一環として、21年前半に納車する。今年6月には同受注契約の最初の40台をATMに納入している。
納入する電気バスは「ウルビーノ12 エレクトリック」。乗車定員は82人(座席数26)で、出力110kWの電気モーター2基と、ソラリス独自の高エネルギー蓄電池(容量240kWh)を搭載している。今回納入する車両には、運転支援システムとしてイスラエルのモービルアイの死角監視・警告システム「モービルアイ・シールドプラス(Mobileye Shield+)」を搭載する。また、1台には試験目的で米ストーンリッジの電子ミラー「ミラーアイ」を装備する。
今回の受注により、ソラリスが生産する電気バスは計1,000台に達する。