欧州最大の格安航空会社ライアンエアー(アイルランド)は8日、米ボーイングに最新型の中型旅客機「ボーイング737マックス」100機を発注したと発表した。燃料効率に優れ、定員が他の中型機を上回る同機種の導入により、コストを抑えながら旅客を増やすことを目指す。
契約額は不明だが、定価に基づくと総額110億ドルに上る。ライアンエアーはさらに100機を追加購入する権利を有しており、これを行使した場合の購入額は220億ドルに達する。引き渡しは2019年に開始の予定。
ボーイング737マックスは単通路型の旅客機で、最大座席数はライアンエアーが現在運用している同型の737-800型機より8席多い200席。燃費も約18%上回る。ライアンエアーは同機の投入によって路線を拡充し、2024年までに年間旅客数を13年の1億5,000万人から8,200万人に拡大するという目標の達成を図りたい考えだ。