スペイン大手銀行のカイシャバンクとバンキアが経営統合する計画が3日、カイシャバンクの株主総会で承認された。統合はバンキアの株主総会が1日に承認済み。スペインの競争当局、経済省の承認を経て実現する。
両行は9月、統合で合意していた。事実上は時価総額で3倍、資産額で2倍のカイシャバンクによる買収で、統合後の新銀行の名前もカイシャバンクとなる。
スペインの銀行は現在、バンコ・サンタンデールが最大手、バンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア(BBVA)が2位となっている。両行とも海外事業の比重が大きいため、国内事業に限ると新生カイシャバンクが首位に立つ。