トルコの経済成長が減速している。統計局が10日発表した2014年4~6月期の国内総生産(GDP)は前期比0.5%減となり、12年4~6月期以来、9四半期ぶりのマイナス成長に落ち込んだ。
前年同期比では2.1%増だったが、上げ幅は前期の4.7%から大きく縮小。13年1~3期以降で最低の伸びとなった。
分野別では、政府支出の伸びが前年同期比2.4%と、前期の9.2%を大きく下回った。総固定資本形成は3.5%減で、前期(0.2%減)に続き低迷。個人消費の伸びも3.2%から0.4%に鈍化した。輸出は5.5%増だったが、輸入は4.6%減と低調だった。