EU統計局ユーロスタットが15日に発表したユーロ圏の10月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で2.1%の上昇となり、過去3カ月で最高の伸びを記録した。前月は速報値で0.4%の低下となっていたが、0.1%の上昇に上方修正された。(表参照)
分野別では資本財が2.6%、中間財が2.1%、エネルギーが1.8%、耐久消費財が1.5%の幅で上昇した。非耐久消費財は横ばいだった。
EU27カ国ベースの鉱工業生産指数は1.9%の上昇。主要国は軒並み上昇した。上げ幅はドイツが3.4%、フランスが1.7%、イタリアが1.3%、スペインが0.6%となっている。
前年同月比ではユーロ圏が3.8%、EUが3.1%の低下となったが、マイナス幅はそれぞれ前月の6.3%、5.5%から大きく縮小した。