独自動車大手ダイムラーは8日、乗用車部門メルセデスベンツ・カーズの電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)の販売台数が2020年に16万台を超え、前年比で228.8%増加したと発表した。乗用車販売に占める割合は前年の2%から7.4%に拡大した。電動車が急増したことから、2020年に大幅に厳格化されたEUの二酸化炭素(CO2)排出規制をクリアできたとしている。21年も順守を見込む。
メルセデスベンツ・カーズの昨年の販売台数は220万2,578台で、前年を10.3%下回った。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が響いた。主力の「メルセデスベンツ」ブランドが7.5%減の216万4,187台と低迷。超小型車ブランド「スマート」は67.1%減の3万8,391台と激減した。