ユーロ圏景況感、1月は再び悪化

欧州委員会が1月28日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は91.5となり、前月の92.4から0.9ポイント低下した。12月は3カ月ぶりに改善したが、新型コロナウイルス感染拡大で各国がロックダウン(都市封鎖)など厳しい外出・営業制限に再び乗り出したことで、悪化に転じた。

分野別では営業・外出制限の影響が大きい小売業が6.0ポイント、サービス業が0.7ポイント、消費者が1.7ポイントの幅で悪化した。製造業は0.9ポイント、建設業は0.3ポイントの上昇となった。

EUのESIは前月を0.6ポイント下回る91.2。主要国はフランスが2.6ポイント、ドイツが2.3ポイント低下した。イタリアは0.4ポイント、スペインは2.4ポイントの幅で改善した。

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