サノフィ、シンガポールにワクチン工場建設

仏製薬大手サノフィは12日、シンガポールにワクチン工場を建設すると発表した。将来の新たな感染症流行に備え、ワクチン生産体制を強化するのが狙い。投資額は4億ユーロに上る。

新工場は3~4種類のワクチンを同時に生産する能力を備える。2021年7~9月期の着工、26年1~3月期のフル稼働を予定している。

サノフィは欧州、北米でワクチンを生産している。今後の感染症流行に対応するため、シンガポールにも生産拠点を置くことを決めた。同工場で生産するワクチンはアジア向けとなる。

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