欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2021/4/19

東欧・ロシア・その他

中東欧のゲーム企業向けベンチャーファンド、ロシアで設立

この記事の要約

ロシアでこのほど、中東欧のゲーム産業スタートアップ企業に投資するベンチャーファンド「ゲームズファンド」が設立された。経済誌フォーブスによると運用資金は5,000万ドルで、起業前のシード期と成長期(シリーズA)の資金調達ラ […]

ロシアでこのほど、中東欧のゲーム産業スタートアップ企業に投資するベンチャーファンド「ゲームズファンド」が設立された。経済誌フォーブスによると運用資金は5,000万ドルで、起業前のシード期と成長期(シリーズA)の資金調達ラウンドでは最高200万ドル、それ以降では最高500万ドルを投資する。初の投資案件としてベラルーシのモバイルゲームスタジオ、パープルゲームズに500万ドルを投資した。

ゲームズファンドの運営メンバーには、ロシアのインターネットサービス大手メール・ル(Mail.ru)傘下の投資会社マイゲームズ・ベンチャーキャピタル(MGVC)の元役員2人と、米ライオットゲームズの元最高技術責任者(CTO)のティトフ氏が名を連ねる。

当初計画での運用資金は3,000万ドルだったが、投資家の反応が予想以上に大きく、今年秋口までさらに投資家を集める考えだ。現在、LVL1などのベンチャーファンドを運営する実業家のレヴィエフ氏、複数のゲーム会社創設者、ロンドンの投資銀行エイリアム(Aream)などが資金を拠出している。