ドイツ政府は4日、新型コロナウイルスワクチン接種を完了した人と、感染から回復した人の行動制限を緩和することを閣議決定した。関連法案は連邦参議院(上院)が7日に可決し、9日から規制が緩和された。
規制緩和によってワクチン接種完了者などは陰性証明の提示なしの買い物や、理容・美容院の利用が可能となる。また、家族以外との接触制限や外出制限が適用されなくなる。
外国から帰国した際も自主隔離をする必要がなくなる。ただし、「変異株流行地域」から帰国する場合はこれまでに引き続き隔離を義務付けられる。
公共交通機関や小売店でのマスク着用義務は今後も適用される。また、社会的距離ルールも順守しなければならない。
ワクチン接種完了者などを対象に規制を緩和する措置はすでに複数の州で実施されている。