チェコのシュコダ自動車が6日発表した2021年1~3月期決算の営業利益は前年同期比46.1%増の4億4,800万ユーロだった。前年同期にコロナ禍の影響で大きく落ち込んだ反動で急回復した。売上高は4.1%増の50億4,900万ユーロ。
販売台数は7.2%増の24万9,600台。主力の欧州とロシアが好調で全体をけん引した。最大市場の中国は9.3%の減少で、同国を除いた増加率は9.5%だった。
モデル別ではSUV「カミク」が36.1%増(3万4,700台)、同「カロック」は21.1%増(3万6,600台)と2ケタ増を記録した。販売台数が最も多かったのは中型車「オクタビア」で6万3,600台(2%増)。コンパクトモデル「スカラ」は13.7%減の1万2,500台、欧州限定の電動シティカー「シティゴーe iV」は40.2%減の1,900台と振るわなかった。SUV「コディアック」は1%減の3万3,300台だった。