EUは2日、米国産バイオディーゼルに発動している反ダンピング措置、反補助金措置の5年間延長を決めたと発表した。現時点での解除に問題があると判断したためで、2026年まで適用する。
EUは米国産バイオディーゼルについて、米政府の補助金を後ろ盾にダンピング輸出していると認定し、2009年から反ダンピング関税(1トン当たり0~198ユーロ)と反補助金関税(相殺関税、同211.2~237ユーロ)を課している。
欧州委員会は米国のバイオディーゼル生産者が製造能力を拡大しており、不当な安値でEUに輸出する恐れがあるとして、同措置の延長を決めた。