英の4~6月期GDPは4.8%増、2期ぶりプラス成長に

英政府統計局が12日に発表した同国の2021年4~6月期の実質国内総生産(GDP、速報値)は前期比4.8%増となり、前期の1.6%減から改善した。コロナ禍を受けたロックダウンの緩和で経済正常化が進み、2四半期ぶりのプラス成長となった。

分野別では外出・営業規制の緩和によって個人消費が7.3%増と大きく拡大。企業の設備投資も2.4%増と復調した。

業種別では規制緩和を追い風にサービス業が5.7%増と大きく伸びた。とくに宿泊・飲食業が87.8%増と好調だった。製造業は1.8%増だった。

英国経済は新型コロナウイルス感染拡大の影響で20年は9.8%のマイナス成長だった。4~6月期はワクチン接種が進み、経済が正常化に向かったことで回復したものの、GDPはコロナ禍前の19年10~12月期の水準を4.4%下回っている。

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