ユーロ圏の住宅価格持ち直し、4~6月期は下落に歯止め

低迷していたユーロ圏の住宅価格が持ち直しつつある。EU統計局ユーロスタットが9日発表した統計によると、2014年4~6月期の価格は前年同月から横ばいとなり、前期の0.4%下落から改善。統計が開始された12年7~9月期から続いていた下落に歯止めがかかった。(表参照)

EU28カ国ベースでは1.7%上昇に、2期連続でプラスとなった。データが出そろっている24カ国ではフランス、イタリアなど8カ国を除いて上昇。主要国では不動産バブル崩壊で住宅市場が冷え込んでいたスペインが0.8%の上昇に転じた。

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