インド自動車大手のマヒンドラ&マヒンドラは7日、仏PSAプジョー・シトロエンの自動二輪車子会社プジョー・モトサイクルズ(PMTC)を買収すると発表した。傘下の自動二輪車マヒンドラ・トゥー・ホイーラーズを通じて、PMTCの株式51%を1,300万ユーロで取得する。さらにPMTCに1,500万ユーロの資本注入を行う。
プジョーはPMTCの販売が落ち込んでいることから、グループの収益改善に向けてマヒンドラへの売却を決めた。PMTCがマヒンドラの傘下に入ることで、急成長するインド自動二輪車市場に参入し、現地生産する低価格製品の投入で販売を強化できると見込んでいる。一方、マヒンドラにはPMTCの技術を導入することで、自動二輪部門を底上げできるという利点がある。
両社は3か月後の株式売買手続き完了を見込んでいる。マヒンドラは買収後もPMTCの
ブランド名を維持し、マヒンドラ・トゥー・ホイーラーズの高級スクーター部門として事業を展開していく。