露ロスネフチ、カーボンマネジメントでノルウェー社と提携

ロシア石油最大手の国営ロスネフチとノルウェーのエネルギー大手エクイノールは9月29日、脱炭素に向けたカーボンマネジメントで協力することで合意した。メタンガスなど温暖化ガスの排出を技術的に検知・計測・低減できるようにする。両社はまた、2030年までに特別な場合を除いて随伴ガスの燃焼処理をなくす「ゼロ・フレアリング」の達成を目指す。

具体的には、◇風力など再生可能エネルギーの利用◇二酸化炭素(CO2)の回収・貯留技術の採用◇水素事業(ブルー及びグリーン水素)――といったプロジェクトを視野に入れている。

両社は2012年に戦略提携を締結。17年にセヴェロ・コムソモルスコエ鉱区を開発する合弁会社を設立した。20年12月には、セヴェロ・ダニロフスコエ鉱区を含むダニロフスキ地域の免許を持つアンガラネフチを合弁会社とした。

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