欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/10/13

西欧

海運マースクとMSCの業務提携、米当局が認可

この記事の要約

海運大手のAPモラー・マースク(デンマーク)とMSCメディタレニアン・シッピング・カンパニー(スイス・伊資本)は8日、コンテナ貨物輸送の業務提携が米連邦海事委員会(FMC)から認可されたと発表した。 両社はアジア-欧州、 […]

海運大手のAPモラー・マースク(デンマーク)とMSCメディタレニアン・シッピング・カンパニー(スイス・伊資本)は8日、コンテナ貨物輸送の業務提携が米連邦海事委員会(FMC)から認可されたと発表した。

両社はアジア-欧州、太平洋、大西洋航路でコンテナ貨物船を共同運航する事業連合「2M」を結成。188隻のコンテナ船を持ち寄り、航空会社の「コードシェア」と同様の形で共同運航する。提携期間は10年。来年初めの始動を目指している。

マースクとMSCは当初、仏CMA-CGMを加えた3社の連合「P3ネットワーク」を結成する計画だった。しかし、中国当局から認可されなかったため、規模を縮小し、2社による提携に変更した。

「2M」連合結成には、なおEU、中国当局の認可が必要となる。