EU統計局ユーロスタットが14日発表したユーロ圏の8月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比1.8%の低下となり、前月の0.9%上昇からマイナスに転じた。分野別では中間財、資本財、非耐久消費財が落ち込んだ。(表参照)
EU28カ国ベースの鉱工業生産指数は1.4%低下した。データが出そろっている24カ国のうち16カ国で低迷した。主要国ではドイツが前月の1.7%上昇から4.3%の低下に悪化。フランスが0.1%、ポーランドが1.3%の幅で落ち込んだ。イタリアは0.3%、スペインは0.1%の上昇だった。英国は横ばい。
前年同月比ではユーロ圏が1.9%、EUが0.8%の低下となった。