英ナットウエスト銀、資金洗浄対応不備で2.6億ポンドの罰金

英大手銀行ナットウエスト(旧ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド=RBS)は13日、マネーロンダリング(資金洗浄)防止対策を怠ったとして、ロンドンの刑事法院(中央刑事裁判所)から約2億6,480万ポンド(約397億円)の罰金支払いを命じられた。

同行は3月、英金融行為監督機構(FCA)から顧客の資金洗浄を見逃したとして刑事訴追されていた。FCAによる資金洗浄関連の刑事訴追は初めて。ナットウエストは10月に公訴事実を認めたことから、罰金は減額された。

問題視されたのは、顧客の宝石商の口座での資金の出入りのチェック。2012年から16年にかけて多額の現金が持ち込まれ、資金洗浄の疑いがあったにもかかわらず、適正に対応しなかった。

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